【犬の下痢の原因とは?】
犬が下痢してしまう原因はさまざまですが、
どのペットにもありうる可能性として、散歩のときの誤飲や誤食があります。
飼い主さんは犬を散歩につれていくとき、
犬が道路に生えている草をペロペロなめたり、
食べたりしているのを見たことがあるはず。
これは、犬が本来は雑食であるため、
ドッグフードに含まれる肉だけではなく、
野菜を食べようとして草などをなめたり食べたりするようです。
しかし、ここで注意が必要なことがたくさんあります。
首都圏などではあまりないケースですが、
地方などは田圃や畑の付近に除草剤をまいていたり、
地域で農薬を散布することがあるでしょう。
こういったことは、その地域では広報するものの、
飼い主さんが知らずにいつもどおり犬を散歩に連れていって
草をなめたり食べてしまうと、下痢や腹痛の原因となってしまいます。
犬は自分の縄張りを作るために、
いつもの散歩コースにマーキングをしていきますが、
よく見るとマーキングをした際にも草をペロペロとなめているのがわかります。
とくに小型犬は注意が必要で、背が低いぶん、
草に口が届いてなめてしまうことがあるようです。
また、下痢の原因として夏バテなどがあるでしょう。
気温の変化によって、犬は体温調節が難しくなり、
水をたくさん飲んだりします。
ここで食べ物と飲み物のバランスが崩れて体調をくずし
下痢をしてしまうことがあります。
【下痢の対処法は】
これらの原因で犬が下痢をしてしまったときは、
まずはその様子を見てみることです。
1日や2日で下痢がおさまるなら大丈夫ですが、
長く続いてしまう場合は獣医に診察してもらうべきです。
獣医から抗生物質をもらうこともありますが、
多くは自宅の食餌療法で治すことができるでしょう。
動物病院などで売られている缶詰のエサなどは種類があり、
栄養のバランスが整えられ、お腹の調子を治すのには最適です。
食欲がなかった犬も、きちんとした餌を少しずつ食べていくことで、
下痢を治すことができます。犬のお腹がゆるい状態のときには、
いつものように固めのドッグフードではなく、
半生タイプのものやゼリー状になったものなどを与え、
少しずつ体調を整えていくことが大切。
直ってきたらまたいつものドッグフードをまぜて与えることで、
無理なく、徐々にお腹を治していくこおとができるでしょう。