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ベクテル社と明石海峡大橋と阪神大震災

ベクテル(Bechtel Corporation)は、アメリカ合衆国に本社を置く世界的な建設・エンジニアリング会社で、石油・ガス、化学、原子力、鉄道、空港、道路、橋梁、トンネル、発電所、水処理施設、通信インフラなど、多岐にわたるプロジェクトに取り組んでいる企業です。

そんなベクテル社ですが一部では、ベクテル社が関わるところに何故か大地震が起こる、という話がまことしやかにささやかれているのです。ベクテルに関する書籍も、実に興味深いものばかり。

 

 

 

ベクテル社と人工地震

人工地震は、爆薬や振動装置などの技術を使用して、人工的に地震を引き起こすことを指します。この技術は、地震に伴う揺れをシミュレートすることで、建造物や構造物の耐震性能を評価するために使用されることがあります。

ベクテルは、エネルギー産業やインフラ産業の分野で幅広いプロジェクトに取り組んでおり、その一環として、地震に対する建物や構造物の耐久性に関する調査や評価を行っています。そのため、ベクテルが人工地震技術を使用することがあるかもしれませんが、具体的にどのような目的で使用しているかは明確にはなっていません。

 

ベクテル社明石海峡大橋阪神大震災

明石海峡大橋は、兵庫県神戸市と淡路島を結ぶ全長約3,690mの橋であり、日本を代表する大規模な斜張橋の一つです。この橋の設計や施工には、ベクテルが関与しています

ベクテルは、明石海峡大橋の主塔や主ケーブルの設計・製作に携わり、また、大橋全体の施工監理も行っています。特に、主塔の高さは298mという当時の世界最高レベルであり、非常に高い技術力が必要であったため、ベクテルの高い技術力が発揮されました。

明石海峡大橋は、開通以来、安定した運用が行われており、その耐震性や安全性の高さは高く評価されています。ベクテルが設計や施工監理に携わったことで、このような高い耐震性や安全性が実現されたと考えられています。

 

一方、阪神大震災(1995年1月17日に発生)では、多くの建物や構造物が倒壊し、約6,400人の死者を出すなど、大きな被害が発生しました。その後、被害を受けた地域の復興や耐震化が進められました。

ベクテルは、阪神大震災後に、復興や耐震化のためのプロジェクトに参加しました。具体的には、神戸市や阪神間モノレールなどの建造物の耐震診断や改修設計を行っています。また、神戸市の港湾施設や道路、下水道などの再建プロジェクトにも参加しています。

ただし、ベクテルが阪神大震災の被害を受けた建造物や構造物の耐震化に取り組んでいるだけであり、人工地震技術を使用していたわけではありません。阪神大震災後の復興や耐震化のためには、地震に強い建物や構造物を設計することが重要であり、ベクテルはそのような設計や技術開発に貢献しています。

 

表向きには。。。