検証系ブログです

なんちゃら blog

検証系ブログです

関東甲信地方での線状降水帯発生に備えた避難行動のポイントとは?

関東甲信地方での線状降水帯発生に備えた避難行動のポイントとは?


大雨災害への対策は、生命を守るための最重要課題です。特に今年の梅雨前線の影響で、関東甲信地方にも線状降水帯の発生が予測されていることから、避難行動のポイントについて理解しておくことが必須です。

 

自動車メーカーのトヨタが公式ツイッターで避難行動の注意点を解説しています。それらのポイントをまとめ、この記事では詳しくご紹介します。

 

避難時にクルマを使うのは原則NG


まず最初に、水害時には原則としてクルマは使わないことを強く推奨します。

水深がクルマの底面の高さを超えるとエンジンが停止し、電動スライドドアなどではドアのシステムも止まってしまう可能性があります

万が一、やむを得ずクルマに乗る場合でも、冠水した道路や立体交差などのガード下は通らず、低速で慎重に走行する必要があります。

そして、もしクルマが水没してしまった場合は、シートベルトを外してドアか窓を開け、即座に脱出しましょう。

 

避難するときの注意点


避難するときは、水がひざ上まで来ているときは避難することをやめ、今いる建物の高い場所へと逃げる「垂直避難」を、浸水想定区域や土砂災害警戒区域では早めに避難し、水から遠ざかる「水平避難」が必要です。

冠水した道を歩くときは、長い棒などを持ち足元を確認します。

このとき、傘はささずに長靴ではなく脱げにくい靴を履き、持ち物はリュックにまとめ、動きやすく両手が自由に動かせるようにしましょう。

そして、2人以上で避難をし、近所で声を掛け合うことも大切です。

 

大雨警戒レベルの理解と行動


避難前には、大雨警戒レベルの意味を確認することも重要です。5段階中警戒レベル「3」「4」が出たら避難を開始します。

警戒レベル3は、高齢者など避難に時間がかかる人が行動を開始すべきレベルで、警戒レベル4は危険な場所から全員避難行動を開始するレベルです。

なお、警戒レベル5は命を守る最善の行動を呼びかけるもので、何らかの災害がすでに発生している可能性が極めて高い状況です。

ただちに身の安全を確保しましょう。

 

救急要請する際のポイント


救急要請する際には、まずは119番・110番へ電話し、次に遠方の親戚や知人に連絡します。どうしてもつながらない場合、ツイッターなどのSNSハッシュタグ「#救助」を活用します。

このとき、具体的な救援内容とわかれば住所を記載し、状況がわかる写真と位置情報を添付します。そして救助を待つ間は目立つ色の布やタオルを振りましょう。

 

以上が、トヨタが公式ツイッターで紹介した避難行動のポイントです。大雨災害に備え、これらの注意点をしっかりと理解しておきましょう。

生命を守るためには、日頃からの準備と理解が重要です。大雨災害への対策を皆さんと一緒に考え、生命を守るための行動をとることが、私たちの共通の目標です。